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「反省」はしても「後悔」はしないようしてきたつもりでしたが・・・


長崎市・諫早市

ペット火葬霊園

森の中のペット霊園

「ペットのおはか」


こんばんは!

最近は時間が取れているのもあり、頻度よくブログが書けています。

なぜ時間が取れるのか。


火葬業務が暇ってことではありません(笑

実は、スタッフたちが僕から言われなくても自分で仕事を見つけてテキパキとしてくれるから。先月は給与計算まで自分たちでやってくれていました!

頼んでいなかったのに(笑


でも、お陰で今までは僕自身で気になることや事務処理を色々していましたが、空いた時間に自主的に仕事を見つけてやってくれるので僕に少し時間の余裕ができました。



今日も満枠での火葬のご予約で、最期のお世話のお手伝いをさせて頂いたのですが・・・驚きました。とても。


数日前にご予約頂いた山口県よりお越しの飼主様。


事前にお電話で色々とご質問などもあり、飼われていたうさぎちゃんに対する深い愛情を感じていました。


このブログも読んでくださっていて、関連施設で飼育しているうさぎの話題になったり。

ご夫婦でお越しになられました。


山口県から来られた理由は、長崎がご実家でちょうど帰省する予定だったから・・・とばかり勝手に思っていました。


が!


お話を聞くと、「こちらでお願いしたかったから」とのこと。

遠方のため、今日はこちらに1泊されると。


正直、びっくりしました。


わざわざ本州から、「ペットのおはか」で最期を迎えさせてあげたくて来られた。

1泊してまで。


山口にも、福岡にも、佐賀にも、もちろん長崎にも、他のペット霊園はあります。

インターネットで沢山のペット霊園を目にされたことでしょう。


何時間も車移動され、高速料金だって決して安くはないでしょうし、長距離移動による体の疲労もあるでしょう。


でも、僕たちのペット霊園を目指してお越し頂いた。


正直、震えました。

これもブログを書いていなかったら、おそらく無かったであろう出会いです。


最期のお別れの準備も奥様が念入りにされ、うさぎちゃんが寂しくないようにご自身の髪の毛を入れられたり、何度も何度も涙を流され、火葬を始めた時には倒れそうになられているほど憔悴された奥様をご主人が支え・・・、素敵なご夫婦でした。


15歳だったうさぎちゃん。


平均寿命7〜8年と言われるうさぎちゃんにとっては、とても長生きです。

人間の年齢で言えば、102歳だそうです。


こちらに来られた時にも、奥様が膝の上で抱かれていて・・・

これまでも大事に大事に育てられてきたことが容易に想像できます。


帰りには、関連施設で飼育している20匹のうさぎたちに、お供えしていたフルーツと亡くなったうさぎちゃんのために買っておられたフードを頂戴しました。


火葬も終わり、お帰りになられて1時間後。

所用で外出したのですが、車の中で「はっ」としました。



後悔しないように、がモットーでしたが、今回ばかりは「後悔」しました。



ご予約の際に、

「火葬場から海は見えますか?」「いえ、見えません。」という会話がありました。


本日の受付の際にもご主人に海の話を奥様としたことをお話していたのですが、山口県は海はあるけど日本海に面していて・・・という会話をしたばかり。


火葬している時間、1時間くらいあったのですがお車でお待ちされていました。


車で10分程度の場所に「結の浜」という夏には海水浴ができる素敵な浜辺があります。

なぜ、ご紹介できなかったのか!

なぜ、考えが及ばなかったのか!!

海が好きだと、わかっていたのに!!!


火葬している間に、夕暮れどきの海をご案内できていれば・・・、少しは気持ちの整理もし易かったかもしれません。


もっといい、最期のお別れの思い出になったかもしれません。



とても悔やます。


遠方から来て頂いたことに嬉しくて舞い上がっていたのかもしれません。


飼主様に寄り添っていきたい・・・

など思いながらも、色々考えてきましたが、

まだまだ未熟な自分を今日は痛感しました。


戻れるものなら、昨日に戻りたい・・・。


でも、時間は戻ることはできないから、今日の後悔を糧にするしかないですね。



僕が20歳の時、成人式の数日後でした。

初めて身近な人の「死」に触れました。

祖母の。


東京の病院に入院していた祖母の葬儀に出席し、体内にこんなに涙が出るのかと思うほど泣きました。帰りの飛行機で、外を見ると一面の雲。太陽を遮るものは何もなく、見たこともないくらい近い太陽を見ていると、「天国ってこんな感じなのかな。ばあちゃんはここに行ったのかな」と思い、また涙が出てくる。



大切な存在の死。


「ペットは家族」というのはそういうことなんだと、もう一度気持ちを引き締めて。


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